ECサイト向けのCMS8選|ECサイトの構築に利用するメリットや注意点を詳しく解説します!

「ECサイトの構築を検討しているが、どのCMSを選ぶべきかわからない」

「CMSの種類やECサイト向けの具体的なサービスが知りたい」

といった悩みは、これからECサイトを立ち上げる担当者の方に起きがちです。

本記事では「ECサイト向けのCMS8選」と「ECサイトの構築にCMSを利用する3つの注意点」を中心に解説します。ECサイト構築時に使用するCMS選びに役立つため、ぜひお読みください。

目次

CMSとは?

CMSとは「Contents Management System」の略語であり、Webサイトを構築・運用するためのシステムです。CMSはECサイトだけでなく、コーポレートサイトやランディングページ、オウンドメディアなどにも利用できます。

CMSはHTMLやCSS、JavaScriptといったプログラミング言語が扱えなくても「レイアウトを選択する」「要素を移動させる」などの簡単な方法でサイトが構築できます。

また、ECサイトの運用時に必要になる「新商品の追加」や「新商品発売のお知らせ」「画像編集」などが簡単に行えるため、運用業務の属人化が防げます。

CMSの主な種類は3つ

CMSのおもな種類は以下の3つです。

  • パッケージ型
  • オープンソース型
  •  SaaS ASP型

1.パッケージ型

パッケージ型のCMSは、必要な機能をパッケージしてベンダーが提供するECサイト構築支援サービスです。有料であり「サーバーへのインストール」や「機能の開発・運用・保守」が必要です。

既存のシステムを利用しながらオーダーメイドで開発するため、デザイン・機能のカスタマイズの自由度が高いのが特徴です。月々サーバー・ドメイン代や保守・メンテナンス費がかかり、初期費用はカスタマイズ内容によって変動します。

2.オープンソース型

オープンソース型のCMSは、インターネット上で公開されているソースコードを用いたECパッケージです。「サーバーへのインストール」や「システムの利用」にあたっては、費用が発生しません。

カスタマイズ・機能拡張の自由度が高い反面「追加オプションを利用してカスタマイズする」「構築・保守を外注する」といった場合は費用が発生します。また、自社サーバーの準備も必要です。

なお、オープンソース型を使いこなすには「HTML」をはじめとしたプログラミング言語の知識が求められます。またソースコードがインターネット上に公開されているため、セキュリティ対策が必須です。

3. SaaS ASP型

ASP型のCMSは、企業が提供するプラットフォームを利用してECサイトが構築できるサービスです。ECサイト構築・運用のためのシステムがインターネットを通じて利用できるため、自社サーバーを用意する必要がありません。

パッケージ型・オープンソース型と比べると個別要件による機能開発・カスタマイズの自由度が低い一方で、費用が抑えられる点がメリットです。また、セキュリティ対策や保守・運用はベンダーが行うため、手間をかけずに安心してECサイトが運用できます。

特殊な販売方法を除いて、フルスクラッチは難しくなっている

ECサイトを構築する方法には、既存のソフトウェアやプログラムを使用しない「フルスクラッチ」もあります。

ECサイトの構築方法のなかで、最も時間・費用がかかります。数千万円以上かかるのが一般的であり、数億円規模になるケースもあります。また開発期間は半年から数年程度かかるため、ほかの構築方法と比べると長期間かかります。

EC市場の発展とともにECサイトに求められる機能が多岐に渡り、それらをゼロベースで構築することがコストパフォーマンスも悪く、機能を網羅するにも時間がかかるという点がデメリットになります。

一般的なECの機能では対応できない特殊な販売方法が必要な場合等を除いて、今では大企業でもフルスクラッチを選択することはほとんどなくなってきました。

パッケージ3つのメリット

パッケージ型のCMSのメリットは次の3つです。

  • 導入、開発、保守、全てベンダーが行ってくれるため、社内にエンジニアが不要
  • 独自性を出すための機能カスタマイズに対応してくれる。
  • 大企業にも対応可能な高いセキュリティ基準への対応が可能

導入、開発、保守、全てベンダーが行ってくれるため、社内にエンジニアが不要

パッケージ型ECサイトの提供者が導入から開発、さらには保守までを一手に担うことで、企業は専門的なITスキルを持つエンジニアを社内に雇用する必要がありません。これにより、人件費の削減や人材確保のリスク軽減が可能となります。

また、専門ベンダーが専門的なスキルをもとにサービスを提供するため、高品質な状態でECサイトを運用できるという利点もあります。

独自性を出すための機能カスタマイズに対応してくれる

パッケージ型EC構築手法では、基本的な機能がパッケージとして提供されますが、多くのベンダーは追加費用のもとで独自のカスタマイズにも対応しています。

これにより、企業は自社のブランドやビジネスモデルに合わせた特別な機能やデザインをECサイトに実装することができます。この柔軟性が、競合との差別化を図る上で非常に重要です。

大企業にも対応可能な高いセキュリティ基準への対応が可能

パッケージ型ECプラットフォームは、しばしば大企業や要求が厳しい業界向けに設計されているため、高度なセキュリティ基準への対応が可能です。

ベンダーはデータ保護規制に準拠しているだけでなく、定期的なセキュリティ更新と改善を行い、顧客情報や企業データを保護します。サイバー攻撃やデータ漏洩のリスクが軽減され、顧客からの信頼を獲得できます。

パッケージ3つのデメリット

パッケージ型のCMSのデメリットは次の3つです。

  • 追加コストが発生する
  • システムのアップデートが必要
  • サーバーの用意が必要

追加コストが発生する

パッケージ型は、開発後に追加カスタマイズが依頼できます。ただしベンダーのエンジニアが担当するため、カスタマイズするたびに追加コストが発生します。

また「システムのアップデート」や「定期的なメンテナンス」が必要なため、ASP型と比べるとランニングコストが高くなる傾向があります。

システムのアップデートが必要

パッケージ型はECサイトごとに機能・システムをカスタマイズするため、自動でアップデートされる範囲が限定的です。そのため、ECサイトごとにシステムをアップデートする必要があります。

またパッケージ化から時間が経過している場合、標準機能を利用するのにリニューアル・改修が必要になるケースがあります。法改正に伴って新たなセキュリティ対策を求められる場合もあるため「システム改修」や「バージョンアップ作業」に都度対応する必要があるのは、パッケージ型のデメリットです。

サーバーの用意が必要

パッケージ型のCMSは、自社サーバーへのソフトウェアのインストールが必要です。そのためASP型と異なり、自社サーバーを用意する必要があります。

自社サーバーは、セキュリティ体制が強化できる一方で「構築・運用にコストがかかる」「カスタマイズの自由度が低い」といったデメリットがあります。

オープンソース3つのメリット

オープンソース型のCMSのメリットは次の3つです。

  • 構築に関してプログラミング知識がなくても導入できる
  • コストを抑えてサイトの構築ができる
  • カスタマイズが手軽にできる

1.構築に関してプログラミング知識がなくても導入できる

オープンソース型には、手を加えなくてもECサイトの運営が始められる機能がそろっています。そのため、専門知識がなくても導入自体は可能です。また「プラグイン」や「テーマ」をインストールすれば、機能・デザインが工夫できます。

ただしカスタマイズしたい場合は、プログラミング言語や外注の必要がある点に注意しましょう。

2.コストを抑えてサイトの構築ができる

オープンソース型は、ソースコードが無料で利用できるため「初期費用」が不要です。そのため自社で構築する場合はコストを抑えることが可能です。

さらに自社で運用する場合は、パッケージ型・ASP型で必要になる「月額費用」や「販売手数料」もかからないため、ランニングコストも抑えられます。

3.カスタマイズが手軽にできる

提供されているプラグインを利用すれば、カスタマイズが手軽に行えます。

さらに「デザインを他社と差別化したい」「機能の一部をカスタマイズしたい」といった場面では、HTMLやCSS、JavaScript、PHPといったプログラミング言語の知識・スキルがあれば、さらに細やかなカスタマイズが可能となります。

オープンソース3つのデメリット

オープンソース型のCMSのデメリットは次の3つです。

  • 基本的にサポートは受けられない
  • 運営には専門的な知識・スキルが必要
  • セキュリティ対策が必須

1.基本的にサポートは受けられない

オープンソース型は、インターネット上に無償で公開されているソースコードを使用して構築します。パッケージ型やASP型のようにベンダーと契約して使用するCMSではないため、基本的にサポートは受けられません。

オープンソースはユーザーのコミュニティがあるため「カスタマイズ時の情報収集」といった場面で役立つものの、問題が生じた場合は自社で解決する必要がある点に注意しましょう。

2.運営には専門的な知識・スキルが必要

ECサイトの構築時は「デフォルト機能」や「プラグイン・テーマ」を活用すれば、専門的な知識が不要な一方で、ECサイトの運営時は「メンテナンス」や「トラブル」などに自社で対応する必要があります。

社内にプログラミングの知識があるエンジニアがいない場合、外注も視野に入れて運用体制を整えましょう。

3.セキュリティ対策が必須

オープンソース型はソースコードが公開されているため「情報漏えい」や「不正アクセス」といった被害にあうリスクが高いです。そのためオープンソース型で構築したECサイトは、一層セキュリティ対策に力を入れる必要があります。

特にECサイトは、ユーザーの個人情報やクレジットカード情報などを扱います。セキュリティ事故が起きた場合、ユーザーからの信用を失うだけでなく、ECサイトのリニューアルや休止状態に追い込まれる可能性もあります。

「セキュリティホールの除去」や「ユーザー認証の徹底」などに取り組み、ECサイトのセキュリティを強化しましょう。

ECサイトの構築にCMSを利用する3つの注意点

ECサイトの構築時にCMSを利用する際は、以下の3点に注意しましょう。

  • 自社にマッチするCMSを選択することが難しい
  • CMSの操作方法を理解しなければならない
  • オープンソースの場合はセキュリティ面での懸念がある

1.自社にマッチするCMSを選択することが難しい

一般的なCMSは扱いやすさを重視して開発されているため、カスタマイズしたい内容によってはプログラミングスキルが必要になります。そのためテンプレートの素材を組み合わせて構築するケースが多いです。

しかし自社ECサイトはブランド力を示すことが重要です。豊富なテンプレートから自社に合いそうなものを選べるメリットはありますが、テンプレートによって事業者側で触れる箇所が限定されています。

そのため凝ったデザインにする場合はテンプレート内のコードを修正する必要があるためオリジナリティのあるデザインにする難易度が高く、ブランディングがやりにくい側面もあります。

futureshopのcommerce creatorは、初期の構築はfutureshopに精通した「認定マイスター」に構築してもらうことで、事業者側に多少のHTML、CSSの知識がある方であればローコード、知識がなくてもノーコードで運用することが可能です。

ページを構成する要素を「パーツ」に分解し、パーツを入れ替えることでレイアウトや導線変更ができたり、パーツ内を自由に編集できるため、サイト公開後も運営者側でサイト更新をすることが可能です。

詳しくは以下のページをご覧ください。

2.CMSの操作方法を理解しなければならない

ECサイトの構築前に、導入するCMSの「基本的な操作方法」や「初期設定の手順」を理解しておく必要があります。

CMSの設定や操作に不安がある場合は、サポート体制が充実しているサービスを導入しましょう。担当者の習熟度に応じて、安心して利用できるサービスを選ぶ必要があります。

3.オープンソースの場合はセキュリティ面での懸念がある

多くのCMSでは、セキュリティホールが見つかるたびにアップデートされます。「企業が管理している」「開発者が多い」といったCMSほど手厚くサポートされており、セキュリティが強化されています。

ただし、先述したとおり「オープンソース型」のCMSはソースコードが公開されていることから、セキュリティ面に不安が残ります。CMSの選定時は、万が一トラブルがあった場合に「どのようなサポートが用意されているか」を確認したうえで検討しましょう。

ECサイト向けのCMS8選

ここからは、ECサイト向けのCMS8選を紹介します。

1.commerce creator

commerce_creator

引用:futureshop|commerce creator

「commerce creator」は、SaaS型のECサイト構築プラットフォーム「futureshop」で利用できるCMSです。「導線設計の改善」や「パーツのデザイン変更」が可能であり、EC担当者がサイト改善を行いやすい設計となっています。

ユーザーごとに表示内容がカスタマイズできるため「ログインしていないユーザーに会員登録を訴求する」といった対応が可能です。また商品のカラーバリエーションごとに画像を登録すれば、カートに入れた商品がショッピングカートに表示されるため、ユーザーは安心して購入まで進めます。

さらに、デザイン済みのECサイトが「スタートアップテーマ」として用意されているため、サンプルの画像・文字を変更するだけでECサイトが開店できます。「システム提供分のパーツ」と「独自に作成するパーツ」が組み合わせられるため、デザインのカスタマイズ性が高いCMSです。

特徴
  • 各ユーザーに合わせた訴求が可能
  • EC担当者が導線設計の改善からデザイン変更まで簡単に行える
  • デザインのカスタマイズ性が高い
種類 SaaS / ASP
費用 commerce creatorの利用料は、futureshopの利用料に含まれています。

Standardプラン

初期費用:22,000円~52,000円

基本料金:24,000円~57,000円(月契約時)

Goldプラン

初期費用:52,000円

基本料金:81,000円(月契約時)

 

2.EC-CUBE

EC-CUBE

引用:EC-CUBE

「EC-CUBE」は、ECサイト構築システム「ECKit」をもとにオープンソース化されたCMSです。推定稼働店舗数は3万5,000件を超えており、月商1,000万円以上のネットショップ利用数はNo.1となっています。

基本的な機能だけでなく「ポイント機能」や「スマートフォンアプリ対応」「BtoB専門機能」などが標準で搭載されており、デザインプレートも豊富です。また1500以上のプラグインがあるため、機能拡張も容易です。

特徴
  • 月商1,000万円以上のネットショップ利用数No.1
  • ECサイト構築システム「ECKit」をもとにオープンソース化
  • 1500以上のプラグイン
種類 オープンソース型
費用 無料

 

3.Magento

Magento

引用:Magento

「Magento」は、全世界で25万以上のECサイトが利用するオープンソース型のCRMです。多言語・多くの通貨に対応しているため、越境ECに適したCRMとして評価されています。

複数のサイトを1つの管理画面でまとめて管理できるため「日本向けのサイトと中国向けのサイトの管理画面をまとめたい」といったニーズにも応えられます。

機能拡張できるプラグインが豊富であり、10万人もの開発者が利用するコミュニティがあります。ただし関連サイトは英語が多いため、苦手意識がある方は注意が必要です。

特徴
  • 全世界で25万以上のECサイトが利用
  • 複数のサイトを1つの管理画面で管理できる
  • 10万人もの開発者コミュニティがある
種類 オープンソース型
費用 無料

※商用版の費用は要問い合わせ

 

4.Welcart

Welcart

引用:Welcart

「Welcart」は、SEOに強い「WordPress」のプラグインです。インストールするだけで「クレジット決済機能」や「商品管理」「会員管理」などのECサイトに必要な機能がそろいます。

また、オンラインストアではテーマやプラグインが入手できます。オープンソースのため、プログラミング言語の知識を活用してカスタマイズすることも可能です。

WordPressと一元管理できるため、統一感のあるECサイトが効率的に運営できます。

特徴
  • SEOに強いWordPressでECサイトが構築できる
  • プログラミング言語を活用したカスタマイズが可能
  • WordPressと一元管理できる
種類 WordPressプラグイン
費用 無料

 

5.EC-Orange

EC-Orange

引用:EC-Orange

「EC-Orange」は、オープンソース型のCMS「EC-CUBE」がベースになったパッケージ型のCMSです。月間売上数億以上の大規模ECのトランザクションに対応したインフラ構築が可能であり「大量受注」や「大量アクセス」にも対応できます。

マルチテナントやフルフィルメント、マルチドメイン運用に標準対応しており「BtoB」や「BtoBtoC」「オムニチャネル」といった多様な構築モデルに対応可能です。

特徴
  • 大量受注・大量アクセスに対応できるプラットフォーム
  • 多様な構築モデルに対応可能
  • マルチテナントやマルチドメイン運用などに標準対応
種類 パッケージ型
費用 要問い合わせ

※カスタマイズの内容や導入規模によって価格の変動あり

 

6.CS-Cart

cs-cart

引用:CS-Cart

「CS-Cart」は、13年以上の歴史があるパッケージ型のCMSです。従来オープンソース型として提供されていたCMSが、現在はスタンダート版として販売されています。そのほかに「モール版」や「マーケットプレイス版」もあるため、ニーズに応じて選択可能です。

また27言語・多通貨に対応しているため、越境ECに適しています。「クーポン機能」や「ポイント機能」「会員ランク機能」といったマーケティングに関わる機能も搭載しているため、ECサイトの集客に役立てられます。

特徴
  • 3種類のパッケージから選択可能
  • 多言語・多通貨に対応
  • サイト構築からマーケティングの機能まで搭載
種類 パッケージ型
費用 スタンダード版:227,700円

マーケットプレイス版:575,190円

モール版:1,490,000円

 

7.ecbeing

ecbeing

引用:ecbeing

「ecbeing」は、構築数1,600超の実績があるパッケージ型CMSです。EC事業のフェーズごとに「スタートアッププラン」「ミドルプラン」「エンタープライズプラン」の3つから選べます。

また、BtoCとBtoBそれぞれに特化したECサイト構築プラットフォームを用意しており、幅広いビジネスモデルに対応可能です。初期費用が最低19万円からのため、大手中堅企業向けのCMSです。

特徴
  • 構築数1,600超の実績
  • EC事業のフェーズに応じて3つのプランから選べる
  • 幅広いビジネスモデルに対応可能
種類 パッケージ型
費用 スタートアッププラン

初期費用:19万円~

月額費用:5万円~

ミドルプラン

初期費用:500万円~

月額費用:20万円~

エンタープライズプラン

初期費用:見積もり

月額費用:40万円~

 

8.Zen Cart

ZenCart

引用:Zen Cart

「Zen Cart」はドイツで誕生したCMS「osCommerce」から派生し、アメリカで開発されたオープンソース型のCMSです。

「人気商品のランキング表示」や「クーポン機能」「割引顧客グループ」などのECサイトの販売促進につながる機能が備わっています。多言語・多通貨に対応しており、越境ECにも活用できます。

特徴
  • アメリカで開発されたCMS
  • ECサイトの販売促進につながる機能を搭載
  • 多言語・多通貨に対応
種類 オープンソース型
費用 無料

 

CMSのECサイト構築でよくある2つの質問

CMSにおけるECサイト構築でよくある質問は、次の2つです。

  • ECサイト構築に使うCMSを選ぶときのポイントは?
  • CMSでECサイトを構築する前に準備しておくべきことは?

質問1.ECサイト構築に使うCMSを選ぶときのポイントは?

ECサイト構築時に使用するCMSは、以下のポイントを意識して選びましょう。

  • CMSの特徴を理解する
  • ECサイトの規模を考慮する
  • 運用担当者のスキルを考慮する

CMSによって特徴が異なるため、自社商材に適したCMSを選びましょう。たとえば自社で扱う商材が「BtoB商材」の場合、BtoC向けのCMSを選ぶと必要な機能が搭載されていない可能性があります。

また、構築するECサイトの規模に合ったCMSでない場合、売上規模に見合わないCMSを選ぶとランニングコストが高く利益を圧迫することが問題となります。

さらにCMSの種類によっては、プログラミング言語の知識が必要です。スキルを有している人材がいない場合はECサイトの運営が滞る可能性があるため、担当者のスキルを考慮したうえで使用するCMSを選びましょう。

質問2.CMSでECサイトを構築する前に準備しておくべきことは?

ECサイトの構築前には「どのようなECサイトにしたいか」を明確にしておきましょう。

ECサイトのターゲット層や扱う商材によって「効果的なデザイン」や「導入すべき機能」が異なります。CMSによってデザイン・機能の自由度に差があるため、理想とするECサイトのイメージを決めたうえで、CMSの選定やECサイトの構築に進みましょう。

まとめ

ECサイト構築時に利用するCMSは、おもに「パッケージ型」「オープンソース型」「SaaS ASP型」の3種類あります。それぞれメリット・デメリットが異なるため、特徴を理解したうえで選ぶ必要があります。

本記事で紹介したCMS8選を参考に、自社ECサイトに適したCMSを選びましょう。